子供が速く走れる姿を見せてくれて思ったこと

子供が速く走れる姿を見せてくれて思ったこと

「見て!」と言って速く走る姿を見せてくれて「おー、いいねぇ」って返して見てたけど、同世代の他の子と比べると全然速くなくて、むしろうちの子はドベなんじゃないかな...って思いながら見てました。

本人は全然そんな意識はなく本気で速く走れていると思ってる感じです。

さて、この速いかどうかは私たち大人は同世代の子と比較したり、運動会のリレーではどうかなっていう経験をもとに判断しています。子供はそのような「他の子と比べて」、「運動会のリレーで先着できるか」といった無意識に近いレベルで決められた土俵で常に競争を強いられています。(でないとあらゆる競技が一気に台無しですもんね)

学生時代は特に学力の競争の連続です。学歴を形成するために必要な入試も基礎学力しか問われません。

それ以外の教育は学歴形成には関係がないので学生の中にはモチベーションを見いだせない子がいるでしょう。(目的と過程が一致しないことは誰もやりたがらないですよね)

そうした熾烈な競争の末、学生時代を終え、就職して社会人になると一気に状況は変わります。

これまであった土俵がいきなりなくなります。

始めは理由もわからず先輩社員や上司の言われるまま月日を過ごすかもしれません。

その後、ふとしたときに言われたままの方が楽でいいと感じるか、自分からやりたいことを見つけ出すのか、人によって進む道が違うとも思います。

この過程で自分の土俵を作り上げて行かなくてはいけないわけです。(自分が絶対勝てる土俵を)

そうしないとなかなか生き抜いていくには厳しい社会になってきたなーと感じています。

土俵が中途半端だったり、立場が低かったりなど、詰めが甘いとダークトライアド(ナルシシズム、マキャベリズム、サイコパシー)といった負のパーソナリティを持つ人に操られたり負荷を与えられたりしてキツい立場に追い込まれます。

うちの子を見ながらその自分が抱いている(またはこれから抱く)価値観を大切に持ち続けてほしいと思いました。